龍を表現する時に難しいポイントは個人的には二つあります。一つ目は全体のボディのバランス。もう一つは手足(または前足、後足というんでしょうか)のバランスです。細部のいわゆる龍らしさ、例えばウロコや、いかにも龍らしい顔、などの部分は意外と難しくはありません。逆に言えば全体のボディや手足のバランスが成立していなければ、いくら細部に時間をかけても納得できる作品にはならないでしょう。この部分は傍目には分からないかもしれませんが、自分の目はごまかせません。この作品は個人的にはバランス的に納得の作品です。

龍の絵「白龍4」